みなさん。ごきげんよう。Nori です。
海外の大学やカレッジに進学を考えた時に、多くの場合直面するのがLetter of IntentとかPersonal Statement。
英語のネイティブスピーカーをはじめ、第二言語であっても英語を日常的に使っている人たちに、ムズかしい言い回しや語彙で勝つのはなかなか至難の技ですよね。私も同様に、カナダの学生はもちろん、世界中からくる留学生とLetter of Intent を比べた時に勝てる気がしないと思っていました。
しかし、情報をきちんと整理して筋道を立てて書いていけば、2枚や3枚のLetterは比較的簡単に書くことができます。
この記事では以下のトピックについてまとめて行きたいと思います。
2: 書き始める前にすべき2つのこと
もし仮に、大学側からテーマが与えられている場合、忠実にそれに沿って書いていけばいいので内容には困りません。
私はこのタイプでのLetter of Intent を提出を求められました。テーマは以下の2点で2枚以内にまとめるという制限がありました。
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こういった学術的な書類には割とフォーマットが決まっており、それに沿って書いていけば、
word2枚なら内容は1000文字程度、
word3枚なら1600文字前後でまとめることになると思います。
1: 基本的なLetter of Intentのフォーマット
Letter of Intent のフォント
フォーマルな書類用に好きなフォントがある方はそれを使ってやればいいと思いますが、
もしフォーマットとか全然わかんないよ!って方は以下を参考に作ってみてください。
フォント:Calibri
文字サイズ:12
Letter of Intent 冒頭の情報の書き方
はじめに、自分の名前、住所、電話番号を書いていきます。
赤く囲ったところを設定すれば同じようになると思います。青い矢印がEnterを押す回数なのでわかりやすいですね。
kabuki-choとかshinjuku-kuはハイフンがあってもなくてもどちらでも良いと思うので好きな方で書いてください。
次に出願先の学校名とコース名、住所を書きます。
こういうところでミススペルをしてしまうと印象が悪くなるので、相手の情報には最新の注意を払って正しく入力してください。
そのあとですが、もし特定の人物宛てに提出するのであれば、その方のお名前を
とするのが良いかと思いますが、ほとんどの場合「担当者様」宛てという感じかと思います。
その場合には
とするのがよいでしょう。他にも、
とかが考えられるのですが、前者の方が抽象度が一つ低くなっているので、ベターかと思います。(コロンにしてるのに注意してください。)
2: 書き始める前にすべき2つのこと。
さて、これで冒頭の形式的な部分はできました。ここまでで割と領域をつかっていますよね。
ここからどんどん中身を書いていけばいいのですが、多くの方の場合いきなり書き始めるのはやめましょう。
ご自身の経歴に特筆すべき点があり、他者とかなりの差別化が行えるのであれば、それについて書き連ねていけば良いです(^^)
しかし大半の方は、大学入学の際に大きなアドバンテージとなる実績はないことと思います。
(国体や甲子園に出場したみたいな経歴は素晴らしいのですが、スポーツと関連のない学部への出願の場合にはプラスに働かないと思われます。)
そこで、はじめに取り掛かるのは自己分析です。
ご自身についてマインドマップを書いていくことをオススメします。
自分をもっとも端的に表すキーワードはなんでしょうか?
実際に書く内容かどうかは別として、自由に振り返って書き出して見てください。
その際に自分の名前をセンターにして、そこから枝を伸ばしていきましょう。
例えば私の場合、
といった感じで現職の悩みとか課題、夢、自分の長所短所やその時に感じた感情などをA42枚ぐらいに書き出しました。
この作業は1日でやる必要は全くないです!
1週間とかかけてゆっくり振り返っては書き足していくスタンスで私はやりました。
一つ確実に持って欲しい着眼点は、みなさんが今お考えの進学はそのマインドマップ上ではどのあたりに影響を及ぼすものか?ということです。
今回の決断が、夢への第一歩になる人もいらっしゃると思いますし、弱点の克服や出世、もしかしたらご家族のために進学されるという方も少なくないでしょう。
マインドマップ上で今回の「進学」について枝を伸ばしたときに出てきたは、実際にLetterの中に盛り込むとオリジナリティが出て差別化になるので意識してください。
自己分析が終わったら、次にやるのは調査です。
明らかに使い回しができそうなレターを用意する方もいらっしゃるのですが、それではなかなか具体的で熱意のこもったメッセージを届けることが難しいと思いますので控えることをオススメします。
ここでも独自性を出していくために、出願先大学で特有な内容や自分にとってとても価値があると思われる内容をチェックしてみてください。
それは教授についてかもしれませんし、研究内容やカリキュラムの構成の可能性もあります。
本番で書く内容を意識して調査するとやりやすいかもしれません。
例えば、上のマインドマップで書いた自分の弱点や課題を埋めてくれるようなコンテンツを大学がカリキュラムとして持っている場合、
それは正にみなさんがこれまでの「実体験」を通じて「渇望しているもの」そのものなので確実にレターの中に盛り込めます。
かといって、他大学でもごく普通に提供されているようなコンテンツの場合にはそれを打ち出していくのはリスクと考えるべきでしょう。
そのため、自分の出願先ではない近郊の他大学の内容もある程度は参考までに調べる必要があると思います。
クラス名だけでは差がないように見える場合には、両者のシラバスまできちんと目を通して細かい違いまでチェックする必要がありますが、
そこまでやると、確実に内容が具体的になるのでオススメです。
もし希望する教授名などを出す場合には、当然その方が発表された論文に目を通す必要がありハードルが上がるので調査にかなりの時間をかけた方がいいかと思います。
お疲れ様です。とりあえずここまで終わればひと段落といったところですね。
少し長くなりそうなので、実際の内容に関しては次の記事にしたいと思います。
Have a Good Day!! Nori